僕たちを苦しめているものの正体

僕たちを苦しめているものの正体

こんにちは、360 ACADEMYの椙原俊典(すぎはらとしみち)です。

いきなりですが、あなたも僕も、子どもを心から愛し、大切にしています。

人生のすべてをかけてでも、彼らに最高の未来を提供したいと思っています。

もっと時間をかけて子どもに伝えたいことがある、心の底から一緒に夢中になりたいことがあるのです。

たとえば、子どもが夢中になっている昆虫の世界や秘密基地づくりについて、あなた自身も情熱を持って探求したいと願っています。

もっと時間をかけて、彼らの心の中を深く理解したい、そう思っています。

しかし、現実は無情です。それは叶わない。

搾取される親子の時間

なぜか?

妻はまだ小さい下の子を抱えて奮闘しており、あなたは家計を支えるために一人で奮闘しています。

そんな中で、子どもたちと過ごす時間の余裕などありません。

休日出勤やフル残業をこなし、さらに夜間警備のバイトを掛け持ちしても、手取りはやっと30万円に届くかどうかです。

 

一方、同級生たちは大手企業で順調にキャリアを築き、マイホームを手に入れ、新車に乗り、子どもたちには習い事をさせています。

休日には家族でキャンプや旅行を楽しみ、その幸せな姿をインスタグラムで見かけるたびに、あなたは心が締め付けられるような思いをしています。

あなたのキャリアは、決して順調なものではありませんでした。

 

さまざまな理由で転職を繰り返し、そのたびに給料はリセットされ、一つの職場で手取りが40万円を超えることなど、夢のまた夢です。 常に、今より少しでも良い給料をもらえる仕事を探し続けています。

しかし、子どもとの貴重な時間を確保しつつ、高い報酬を得られる仕事には、いつもあなたには越えられない壁があります。

特定の専門学部を卒業し、専門資格を持っていることが求められたり、習得に何年も要するようなITスキルを持っていることが条件になっています。

そんな時間は、あなたにはありません。

 

子どものための時間と経済的な安定を両立できないジレンマで、あなたは常に心が引き裂かれるような思いをしています。

夜中に疲れ果てて帰宅し、休みの日には1週間の疲れを癒すのが精一杯です。

子どもが「お父さん、一緒に遊ぼうよ」と声をかけてくるたびに、心の痛みを感じながらも、「うるさい、黙っていろ。父さんは疲れているんだ」と言ってしまう自分に自己嫌悪を感じています。

 

奥さんは不機嫌になり、なぜ他の家族は幸せそうに旅行を楽しみ、マイホームを持っているのに、僕たちはいつもこんなに必死でいるのかと、いつも夫婦間では口論が絶えません。

行き場のない怒りがこみ上げてきます。

 

なぜ、こんなにも大切な家族が苦しんでいるのに、僕たちは彼らのために時間を使えず、自分の人生にとって重要でもない会社の売上や評判や納期のために、貴重な時間を奪われているのか。

会社は、こんなギリギリの生活しか送れない給与で、多くの責任を求めてきます。

しかし、もし家族に何かあった時、会社は一切責任を取ってくれません。

僕たち家族は、資本主義経済の歯車ではなく、ましてや奴隷でもありません。

しかし、現状を打破するための選択肢は、どれだけハローワークや求人雑誌を見ても見つかりません。

この不条理な状況に、あなたは心が押し潰されそうになっています。

 

さて、ここまでのお話でお気づきでしょうか?

このエピソードの「あなた」は、4年前の僕自身です。

もしあなたの状況が、当時の僕ほど悲観するものではないのであれば、このコースはあなたのお役には立てないと思います。

しかし、あなたの状況が私と同じか、もっとひどい状況であれば、きっと僕の体験の中に、あなたの問題を解決するヒントがある事でしょう。

 

地図の「4分の3」が黒く塗りつぶされた日本の教育システム

僕たちは、学校教育を卒業する時に、仕事をして収入を得るための「地図」を渡されます。

しかし、その地図の4分の3は、黒く塗りつぶされていて見えないようになっています。

塗りつぶされずに見える部分には、何が描かれているでしょうか?

 

それは、会社に就職して、定年まで雇用され続けるという選択肢です。

では、地図の残りの4分の3には何が隠されているのでしょうか?

それは、組織に雇われず、フリーランサー(個人事業主)として生計を立てる方法、組織を自らつくり経営者として生計を立てる方法、そしてお金を働かせて生計を立てる投資家という方法です。

学校では、ほとんどの場合、最終的に自分の朝から晩までの時間を切り売りしてお金に変える方法しか教えてくれません。

教えてくれないだけならまだしも、「会社員になる選択肢以外はギャンブルである」というような悪意のない無言の洗脳をしてきます。

皆が同じ教室の中で同じ事を学び、同じ尺度で評価され、同じように受験をし、同じように就職活動をする中で、それが唯一の選択肢であるかのように錯覚させられます。

そして、学生中に、起業しようとか投資をしようという変わった人間は、周囲から「あいつ、大丈夫か?そんなの上手く行くわけないよ」と足を引っ張られます。

 

しかし、そのような人たちには見えていません。
他のみんなと同じように就職した人の3分の1は、職場に適合できず、精神を病み、会社を辞めてしまうという事実が、見えていないのです。

僕たちは、幼少期、思春期と、本来好奇心が旺盛で、自分の中の可能性を探求するべき時期に、学校教育の中で可能性の4分の3を無意識のうちに黒く塗りつぶしてしまいます。

 

幸運にも、その残った4分の1の地図の範囲で健やかに定年を迎えられる人は良いですが、そこに違和感を感じ、苦しむ事になる人にとっては、社会に出て、それなりの年になって、家族もできて身軽に動けなくなってから、黒く塗りつぶしてしまった残りの4分の3の可能性について解明していくという、大きな苦悩に直面する事になるのです。

 

ですが、悲観的になる事はありません。

 

あなたも僕も、これまで何年もかけて、少しでも自分の一時間を高くお金に変える方法を探してきましたよね。

でも、僕たちが一向に答えを見つけることができなかった原因は、スキルや人間性、運の問題ではなく、もっと別の理由がありました。

 

それは「探す場所を間違えている」ということです。

 

冒頭でお伝えしたように、世の中には収入を得る方法として「会社員としてお給料をもらう」以外に、「フリーランサー」「経営者」「投資家」という三つの選択肢があります。

しかし、当時の僕も、そしておそらく今のあなた自身も、「会社員としてお給料をもらう」という枠の中だけで、収入と時間を増やし、子どもとの時間を確保しようともがいているのではないでしょうか。

残念ながら、時給1万円、2万円、あるいは5万円以上でヘッドハンティングされるようなことでもない限り、会社員として子供との時間を充分に確保しながら、経済的に安定するのは、今の日本では難しい状況です。

ですが、残りの4分の3の選択肢、つまりフリーランスか経営者、あるいは投資家になれば、一時間1万円、2万円、あるいは5万円以上の時間単価で仕事をすることが可能になります。

それも短い期間で。

特殊なスキルや資格、社会的地位を身につける必要もありません。

 

問題は、その「残り4分の3の選択肢」について、自分にもできるかもしれないと思えるだけの情報や教育が、圧倒的に不足しているということです。

これが今の日本の教育システムや社会システムの「バグ」なのです。

戦後の高度経済成長期の中で、組織の中で言われたことを従順にこなす歯車を量産する必要が、当時の日本社会にはあったのです。そして、いまだにその名残りから脱却できないのが日本の教育です。

 

あなたはこう思うかもしれません。 「もちろん、フリーランスという存在を知っている。経営者をしている知り合いもいるし、本の中で株式投資の成功秘訣を語る著名人だって知っている。でも、それは自分とはかけ離れた世界の話だ」と。

さらに、「自分にはフリーランスとして食べていけるようなITスキルも、デザインスキルも、簡単なプログラミングの知識すらない。借金をして会社を起こすなんて考えられないし、お金がないのに投資なんて夢のまた夢」と反論したくなるかもしれません。

 

でも、僕は断言できます。

 

なぜなら、この授業を通してこれから僕がお伝えする事は、本で読んだことや誰かに聞いた話ではなく、僕自身が体験した事だからです。

 

僕自身、四年前は破産寸前で、お金を借りる余裕もなく、毎日使える時間が30分か1時間しかありませんでした。それでも、会社員からフリーランスを経て経営者になり、投資家として収入の一定割合を投資に回す事もできるようになるまで、なんとか進んでこれました。子供との時間は圧倒的に増え、働く時間は短くなりました。

問題は、当時の僕の周りや、今のあなたの周りに、そのようなことを実践している人があまりに少ないことです。

もし実践していたとしても、彼らは都合のいい部分だけをSNSでひけらかし、手の届かないエピソードとして脚色してしまいがちです。

学校でも、生徒全員が就職するのが当たり前かのように、先生たちは振る舞い、助言します。

そのような教育の弊害で、社会に出てから目の前の選択肢を疑うことができなくなります。

 

ハローワークで時給1500円の求人を見れば、自分の時間の価値を1500円だと思い込んでしまう。その従順さにこそ問題があるのです。

私たちは、僕たち自身と子供たちの未来を守るために、「周囲の情報を疑わない従順さ」と決別しなければなりません。

三年前、私は時給1500円や1800円の求人情報を見ながら、それ以上の価値がないと自分を責めるのをやめました。

代わりに、「なぜこの会社に、大切な子供との時間を1500円や1800円に値踏みされる道理があるのか?」と強く思いました。

そして、私は会社員を卒業し、フリーランスとしてまず時給を4倍以上にすることを考え始めました。

そのプロセスについては、360 ACADEMYのオンライン授業で詳しくお伝えしていきますね。

 

プラトンの洞窟と現代の私たち

今まで体験したことのない世界に足を踏み入れるのは、とても怖いものです。

僕は当時の暗闇の中で鎖に繋がれているような気持ちを思い出すたびに、プラトンの「洞窟の寓話」を思い浮かべます。

 

この寓話はもともと、プラトンのイデア論をわかりやすく説明するための話だそうですが、その物語はこうです。

 

深い洞窟の中に奴隷たちが鎖で繋がれています。

奴隷たちは壁に向けられ、背後を見ることはできません。一方、奴隷たちを閉じ込めている側の人々は、彼らの背後で火を焚き、その光を使って壁に奴隷自身の影が映し出される仕掛けを作っています。

奴隷たちは壁に映る怪物の影を本物だと信じています。

 

そして、この洞窟から逃げようものなら、外にいる怪物に食べられると恐れ込まされているのです。そのため、彼らは「この洞窟で鎖に繋がれ、餌を与えられている方が安全だ」と信じ込んでいます。

この奴隷たちの姿は、かつての僕自身、そして今のあなたに似ています。

 

現代社会、特に資本主義のシステムを作っている一部の人々にとって、僕たちがこの「洞窟」から逃げ出すことは都合が悪いのです。

時給1500円で月160時間働いてくれる従業員が、もし全員フリーランスになり、3倍や4倍、あるいはそれ以上の単価で請求するようになれば、システム全体が成り立たなくなります。

しかし、僕たちがこの洞窟の中で影の怪物に怯えている限り、子どもとの幸せな未来を掴むことは難しいのです。

少なくとも、僕の場合はそうでした。そして、あなたがその一歩を踏み出そうとすると、周囲の人々がそれを止めようとするかもしれません。

なぜなら、あなたが洞窟の外の光を知った時、外に出る勇気のない彼らは、自分たちが惨めに思えてしまうからです。

ここで誤解しないでいただきたいのは、僕は会社員という立場そのものを否定しているわけではありません。

すべての選択肢を知った上で「会社員として働く方が性に合っている」と考える人もいるでしょう。

実際に会社員として、子どもとの時間を十分に確保し、幸せに暮らしている家族もたくさんいます。

 

ただ、僕がこれまで20回以上転職を経験して感じたことは、多くの会社員が朝、暗い顔で出勤し、昼休みには疲れ切って机に突っ伏しているという現実です。

彼らの多くは「仕事はストレスをお金に変えることだ」と周囲に語り、家族には「自分はお前たちのために辛い仕事を我慢しているんだ」と不機嫌な態度を撒き散らします。

そんな彼らの姿は、まるで洞窟に繋がれた奴隷そのものでした。

 

僕自身もかつては同じような状況にいました。

しかし、自分自身にこう言い聞かせました。「今のお前は奴隷だ。でも、絶対にこの鎖を断ち切ってやる」と。

それから僕は、フリーランスとして生計を立てるために、あらゆる隙間時間を活用しました。

仕事の合間の5分休憩、昼食後の時間、通勤中の電車やバスの中、そして家に帰り、一人で夕食を温めている間の時間さえも活用しました。

その小さな積み重ねは、まるで洞窟の中で小石を握りしめ、何度も鎖を打ちつける作業のようでした。

 

発達特性を抱える親自身

ここでは、僕の体験を共有することがあなたにとって有益かどうかを判断していただくために、僕自身の背景についてお話しします。同じ解決策や考え方でも、それを実行する人が異なれば結果も異なるものです。

ただ、もしあなたの悩みや葛藤が私僕と似ているなら、このお話が役立つかもしれません。

 

僕は幼少期から非常にこだわりが強い子どもでした。

一度何かに没頭すると、それ以外のことが目に入らなくなり、解決できない問題があると、ずっとそのことばかり考えてしまいました。

その一方で、興味のないことには全く注意が向かず、例えば学校の授業では理科や算数には夢中になる一方、国語や家庭科には関心が持てず、教室にいるのが苦痛でした。

 

また、僕は落ち着きのない性格でもあり、小学校低学年の頃には先生に叱られ、机ごと廊下に出されることもしばしばありました。

さらに、友達ともめると「どうやって仕返ししようか」と必要以上に根に持つこともありました。

たとえば、大好きな母が買ってくれたカードゲームを上級生に踏みつけられたとき、僕は一か月以上復讐のことばかり考え続け、心に鬼を飼っているような状態でした。

 

今振り返れば、僕はいわゆる自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠如・多動症(ADHD)といった発達特性を抱えていたのだと思います。

ただ、当時はそのような概念が広く知られておらず、僕の成績が良かったこともあって、周囲の大人たちは僕の事を「だた生活態度が良くないだけの、成績優秀な優等生」と見ていました。

そのため、発達特性に応じた進路や職場の選択肢を考える機会もなく、僕は進学校から国立大学に進む道を選びました。

 

しかし、大学生活では、これまで抑え込んでいた周囲との違和感や将来への不安が一気に噴出しました。

「社会の歯車にはなりたくない」という怒りや野心を抱えた私は休学し、借金を背負いながら、準備もないままビジネスの世界に飛び込みました。

 

その後の20年間で、私は20回以上転職を繰り返しました。

ほとんどの職場で半年以内にトラブルが起きるか、うつ状態に陥って辞める、という状況が続きました。

高額報酬に惹かれてブラック企業に就職して体を壊すこともあれば、自分の主義を通しすぎて摩擦を生むこともありました。

 

何度も精神科を受診し、「双極性障害」「うつ病」「不安症」など様々な診断を受けましたが、薬を飲んでも心が晴れることはありませんでした。

借金は増え続け、職歴は複雑になるばかりで、僕はますます追い詰められていきました。

地元では成績優秀で将来有望だと言われていた青年が、「今すぐ人生を終わらせたい」と思うほどの状況に陥っていました。

 

それでも、そんな僕と共に歩んでくれると決めた最愛の妻と出会い、2人の息子を授かることができました。

家庭を持つことで、私の中の「この人生をどうにかしたい」という気持ちはさらに強くなりました。

しかし、それでもなお、自己実現と経済的安定には程遠く、自分の心の中には相変わらずモンスターが潜んでいました。

こうした背景を持つ僕の体験が、少しでもあなたの考えや選択に役立つことを願っています。

 

もしあなたが、子どもとの時間と収入を両立させたいと願っているなら、是非こちらの授業を覗いて見て下さい。

 

360 ACADEMY

椙原俊典(すぎはらとしみち)

 

「大好きな事でメシを食う」ための授業をオンラインで開講中!

子育て世代のためのハイテク起業術

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